ハムスターもペット保険に入ったほうがいいのかな?
病気したら治療費って高いのかな?
ハムスターが病気やケガをしたとき、治療費がどれくらいかかるのか不安になりますよね。
この記事では、実際の治療費の例を交えながら、保険に入るメリットや節約になるケースを詳しくご紹介します。
これを読んで、安心できる選択を一緒に考えてみませんか?
実際にかかった治療費も公開するので、参考にしてくださいね!
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ハムスターがかかりやすい病気
ハムスターは、いくつかの特徴的な病気にかかりやすい傾向があります。
主な病気として、歯の問題、腫瘍、そして皮膚病が挙げられます。
これらの病気が多い理由は、ハムスターの生理的特徴や飼育環境に関係しています。
例えば、歯の問題は、ハムスターの歯が一生伸び続けるという特徴から生じます。適切な食事や噛むおもちゃを与えないと、歯が過剰に伸びてしまいます。
腫瘍は、特に高齢のハムスターによく見られます。
皮膚病は、不適切な飼育環境や栄養不足が原因となることが多いです。
これらの病気を予防するためには、適切な食事、清潔な環境、そして定期的な健康チェックが重要です。
人と同じで早期発見・早期治療が大切です!
ハムスターの治療費はどれくらい? 実際の費用例
ハムスターにペット保険が必要かどうかを判断するのに、実際にかかる費用がどの程度かも知りたいですよね。
実際にかかった費用を公開します。
病院によって治療費は異なりますし、症状によって検査の内容も変わりますので必ずこの費用でないことにご注意ください。
ハムスターの皮膚病
ニキビダニ、真菌(カビ) 、ホルモン異常により、体の一部分の毛が抜けてフケのような白い粉が出てきていました。
飲み薬による治療でしたので治療費は診察代とお薬のみですが、一度発症すると繰り返し発症していました。
命に関わるような病気ではありませんが、真菌は人や他のハムスターにも移るので早めに病院でみてもらうことをお勧めします。
- 皮膚の検査 : 500円〜1100円
- 飲み薬(約2週間分) : 1500円〜3900円
ハムスターの心臓病
呼吸が早いなと感じたらすぐに病院に連れていってあげて欲しいのが、この病気。
レントゲンで診断して頂いてます。治療はお薬になりますが、症状が重い時は一時的に点滴を受けることもありました。
心臓病は完治しないので、お薬を飲み続けることになります。
- レントゲン検査(2枚撮影) : 4000円〜6500円
- 超音波検査: 1500円 〜3000円
- 飲み薬(約2週間分) : 2000円〜3500円
酸素発生器のレンタル料が発生することも・・
呼吸が苦しい場合は、酸素室をレンタルする場合もあります。
有名なところではユニコム、テルコムが酸素室をレンタルしています 。
ハムスターの下痢
ウェットテイルほどではなく、便が緩い時に見ていただきました。
便に虫がいるかどうかの検査のために糞便検査をして、脱水症状がある時は点滴も必要でした。
- 糞便検査 : 500円〜1650円
- 点滴 : 1500円 〜2000円
- 飲み薬(約2週間分) : 2000円〜3500円
ひどい下痢を繰り返していた子は、点滴をするために1週間ほど毎日通院していたことがありました。
その後も週に1回の通院を数ヶ月続け、合計の治療費は10万円を超えました。
ハムスターの腫瘍
腫瘍も場所によっては切除可能です。体内になると、開いて見たら癒着していて切除できなかった、ということもあります。
痛い思いをさせたくない、と薬で治療される方もいらっしゃるようです。
治療費の中で、病院によって差が大きかったのは手術費用です。
麻酔費用と手術費用に分かれているのですが、同じ部位でも倍ほどの差がありました。
病理検査は、切除した細胞を検査機関で検査していただく場合に必要になります。
- 手術費用 : 24000円〜55000円
- 病理検査 : 10000円
- その他完治するまでの診察・薬代が別途かかります
ハムスターの抗癌剤治療はあるの?
ハムスターにも抗がん剤治療はあります。実際、肝臓に腫瘍ができた子に抗がん剤治療をしていただきました。
まだ年齢が若く、元気もあったので処置していただきました。
副作用が出ないように、いろんな前処置をするので費用はかかります。
1回の抗がん剤治療が12000円くらいでした。(これを複数回行います。)
ハムスターの骨折
骨折も程度があり、骨が飛び出ていなければ安静に経過観察でした。薬もありません。
骨が出てしまっている場合は、放置は命に関わるので断脚手術となりました。
断脚の際にかかった手術費用です。
- 手術費用 : 20000円
- その他完治するまでの診察・薬代が別途かかります
ハムスター向け保険の概要
ハムスター保険は、病気やケガによる治療費を補償してくれるサービスです。
保険に加入することで、高額な治療費の負担を軽減し、経済的な不安なく治療に専念することができます。
保険の保障内容は様々ですが、一般的に診察料、入院費、手術費、薬代などがカバーされます。
ただし、保険によって年間の保障限度額が設定されていることが多いです。例えば、年間30万円までといった具合です。
ハムスター専用のペット保険は限られていますが、いくつかの選択肢があります。
選ぶ際には、保険がカバーする範囲や保険料、そしてこれまでにかかった治療費を考えることが大切です。
しっかり情報を集めて、ベストな保険を見つけてくださいね。
ハムスターが入れる保険を紹介します。
アニコム
アニコム損保のペット保険「どうぶつ健保はっぴぃ」です。
私が使ったことのある10件ほどの動物病院すべてで、アニコムの取り扱いはありました。
窓口で精算してもらいたい方は、こちらの保険がおすすめです。
加入は、ペットショップからの引き渡し時までしか入れません。アニコムの保険を扱っているペットショップでのお迎えが必要になります。
アニコム損保のペット保険「どうぶつ健保はっぴぃ」を詳しく見る
アイペット
アイペット損害保険の「うちの子Cute」です。
こちらの保険も、加入できるのはペット引き渡しの時までです。WEB申し込みはなく、代理店・店頭のみでの申し込みとなっています。
保証プランは30%、50%、70%の3種類があるので、備えておきたい範囲によって選べますね。
私が使ったことのある動物病院では、アイペットを扱っていたのは2件でした。
SBIプリズム
SBIプリズム少短のペット保険です。
こちらは、家にお迎えしたあとでも加入できます。
知人から譲り受けた場合や、お迎えした後の場合はこちら一択ですね。
SBIの保険は、保証のパーセンテージでなく、保証の範囲が選べます。
入院・手術のみを対象とするのか、通院・入院・手術を対象とするが、金額の上限をいくらにするのかで決める形です。
少し前2社よりは掛け金がお高めです。
ペット保険に入る時の注意点
健康診断や爪切り、歯切りなどは保証の範囲に含まれません。
保険会社各社で、範囲が異なりますので加入前にしっかりと確認してくださいね。
保険加入のメリットとデメリット
メリット
ハムスター保険に加入するメリットは、主に金銭面と精神面にあります。
高額な治療費が発生した際に、経済的な負担を軽減できることが最大のメリットです。
また、「もしも」の時の備えがあることで、飼い主さんの精神的な安心感も得られます。
デメリット
一方で、デメリットもあります。月々の保険料を支払い続ける必要があり、健康なハムスターの場合、結果的に保険を使わずに終わる可能性もあります。
また、すべての治療が保険でカバーされるわけではなく、予防接種や健康診断など、保険適用外の費用も存在します。
例えば、月額1,000円の保険に2年間加入した場合、総額24,000円の出費になります。
これが治療費を下回れば節約になりますが、上回れば損失となります。保
険加入を検討する際は、ご自身のハムスターの状況や、リスクに対する考え方を踏まえて判断することが大切です。
保険に加入しない場合の対策
保険に加入しない場合でも、ハムスターの健康を守るための対策はあります。
まず、緊急時のための貯金をすることをおすすめします。
月々の保険料と同程度の金額を貯金すれば、いざという時の備えになります。
また、予防医療に力を入れることも重要です。定期的な健康診断を受けることで、病気の早期発見・早期治療が可能になります。これにより、結果的に治療費を抑えることができる場合もあります。
例えば、年に1回の健康診断で5,000円かかるとしても、重大な病気を早期に発見できれば、最終的な治療費を大幅に削減できる可能性があります。
保険に加入しない場合は、日頃からの健康管理と、緊急時の資金準備が鍵となります。
保険に入るべきか? あなたに合った選択を
ハムスター保険への加入は、飼い主の経済状況やハムスターの年齢、健康状態などを考慮して判断する必要があります。
経済状況が不安定な場合は、保険料の負担が大きくなるため、加入を見送るのも一つの選択肢です。
高齢のハムスターは病気やケガのリスクが高いため、保険に加入しておくと安心です。
一方、まだ若いハムスターで健康状態が良好であれば、保険加入は必須ではありません。
私はペット保険には入っていません。一度も病院にかからない子、または1、2回診察とお薬のみで終わる子が大半だからです。
もちろん、手術をしたり通院回数が増えて治療費が高額になった子もいますが平均すると治療費が保険料を上回ってはいません。(平均寿命2年で計算)
先に述べたように保険に入るメリットもありますので、保険への加入は、個々の状況に合わせて慎重に判断することが大切です。
まとめ
ハムスターの保険加入を検討する際は、自身の経済状況とハムスターの健康状態を総合的に判断することが重要です。
保険は確かに安心感をもたらしますが、必ずしもすべての飼い主さんに適しているわけではありません。
保険加入の判断基準として、月々の出費に余裕があるか、ハムスターの年齢や既往歴はどうか、そして自身のリスク許容度はどの程度かを考慮する必要があります。例えば、若くて健康なハムスターなら、保険よりも貯金を選択する方もいるでしょう。
最も大切なのは、保険の有無に関わらず、ハムスターに対する愛情と責任を持って適切なケアを行うことです。日々の観察と予防的なケア、そして必要な時に適切な医療を受けさせることが、ハムスターの幸せな生活につながります。
病院にかかることなく生涯を過ごす子も多いですが、病気になると治療費もかかります。保険に入った方が良いかどうかは、実際の治療費だけでなく飼い主が安心できるかどうかという点も踏まえて検討してくださいね。